皆さん、「煩悩(ぼんのう)」という言葉を聞いたことはありますか?
大晦日の夜にお寺で聞く「除夜の鐘」が108回鳴る理由にも、この「煩悩」が深く関わっているんです。
今回は、煩悩がなぜ108個とされているのか、その秘密について一緒に見ていきましょう。
- 目次
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- 1.煩悩って何だろう?
- 2.なぜ煩悩は108個?
- 1.六根と六塵の組み合わせ
- 2.十纏と九十八結
- 3.暦に基づく説
- 3.108という数字の特別さ
- 4.まとめ
煩悩って何だろう?
煩悩とは、日々私たちが感じるイヤな気持ちや心のモヤモヤを指します。たとえば、怒ったり、妬んだり、不安に駆られたり、焦ったりするような感情のことです。
これらの煩悩は、私たちの心を苦しめてしまい、幸せを遠ざけてしまうと言われています。
なぜ煩悩は108個?
煩悩が108個とされている理由については、いくつかの説があります。それぞれ見ていきましょう。
六根と六塵の組み合わせ
人間には、目、耳、鼻、舌、体、心の6つの感覚(これを「六根」と呼びます)があります。そして、それぞれが外界の対象(色、音、香り、味、触覚、心の動き=「六塵」)に触れることで、さまざまな感情が生まれます。この六根と六塵の組み合わせが、私たちの抱える煩悩を象徴していると考えられています。
十纏と九十八結
「十纏(じってん)」とは、貪欲や怒り、愚かさといった、人を悩ませる10種類の煩悩のことです。さらに「九十八結(くじゅうはちけつ)」という、細かく分けられた煩悩があり、これらを合わせると108になると言われています。
暦に基づく説
一年の時間を細かく分けて数えると108になるという説もあります。たとえば、12ヶ月に加えて、二十四節気や七十二候を足すと108になるんです。この数字の中に一年がぎゅっと詰まっているんですね。
108という数字の特別さ
108という数字は、仏教では特別な意味を持っています。たとえば、お寺で使われる数珠の珠も108個のものが多いです。これには、念仏を唱えるたびに煩悩を一つずつ打ち消していき、心を清らかにするという願いが込められています。
まとめ
煩悩が108個と言われるのにはいろいろな理由がありますが、どれも日々感じるさまざまな煩悩を数字で象徴的に表しているといえます。大晦日の夜に108回鳴らされる除夜の鐘には、こうした煩悩を一つずつ消していき、新しい一年をすっきりとした心で迎えたいという思いが込められているんですね。
今年も除夜の鐘を聞きながら、心の中の煩悩をそっと手放して、新しい気持ちで一年をスタートしてみませんか?
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