火災の初期段階を検知し火災進行を防ぐ
火災の初期段階を検知し火災進行を防ぐ
温度センサやガス検知センサを最適な場所に設置し、リアルタイムに計測
ダクト火災とは
工場・厨房などの排気ダクト内に蓄積されたヒュームや油などが引火し、ダクト内部で火災が発生することです。
排気口が屋外にあり、ダクトは鉄製であるため室内にいる人が初期火災を検知することは難しくなっています。
Feature
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- 火災検知時間・エリアの改善
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ダクト内の温度とCO 濃度を監視します。
防火ダンパー以降の火災を含むダクト全域の早期検知ができます。
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- 専用タブレットで表示と保存
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当日のセンサ情報を数値とグラフで表示します。
過去データはSD カードに保存されます。
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- 簡単設置工事
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排気口付近にセンサモジュールを設置して専用タブレットまで配線します。
面倒な設定はありません。
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- 設備連動機能
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連動出力モジュールを使用することで、発報時に設備停止やパトランプ作動が可能となります。
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- 遠隔監視(オプション)
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インターネットに接続することで、クラウドで一括監視が可能となります。
Systemoverview
従来のシステム
防火ダンパーは内蔵されている温度ヒューズが溶断することで強制的にダクトを閉鎖し延焼を防ぎます。
ただ、温度ヒューズを溶断するためには72℃、厨房や排煙ダクトでは120℃、280℃とされておりダクト火災の初期段階では温度が上がらないので、結果的にダンパーが作動した時点では延焼が進んでしまっています。
- ダクト内の油や粉じんに引火
- 温度ヒューズが溶断温度に達するまで、排気・換気ファンが新鮮な空気を供給→火災促進
- 排気口は屋外にあり、ダクトは鉄製なので室内にいる人が初期化を認知するのが難しい。
- 火災が進行して初めて認知することが多く、建物を全焼させてしまう場合もあります。
従来システムの問題点
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何らかの引火から発生する小規模な火災が、温度ヒューズ溶断まで排気・換気ファンが運転しているために火災を大規模に進行させてしまう。
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防火ダンパーより風上にあるダクト火災は検知すること自体が困難。
新システム
温度センサーを吸入口、排気口、ファン入口・出口に設置しリアルタイムで温度を取得。
異常判定時には、パトライトや警報ブザーで火災を警報。
排気ファンの回路に接続して強制的にファンを停止させ、延焼を防ぎます。
- ダクト内の油や粉じんに引火
- 各センサーが温度上昇を検知・警報ブザーでお知らせ→火災検知
- 各センサーが温度上昇を検知・警報ブザーでお知らせ→火災検知
- 初期段階を検知することで進行を防ぎ初期消火が可能。警報出力は火災発生部分別に出力することもできます。
本システムは、ダクト火災自体を予防することはできませんが、ダクト火災の初期段階を検知することで火災進行を防ぎ初期消火を可能とします。
新システムの特徴
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- 温度取得
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吸入口・排気口・ファン入口・出口各部分の温度。
任意で室内・室外の温度、ダクト中間温度を取得。
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- 運転信号取得
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排気ファンの運転信号を取得。
強制的にファンを停止。(信号は接点・電圧・電流)
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- 警報出力
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異常判定時にパトライトや警報ブザーで火災を警報。
火災発生部分別に出力することも可能。
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- オプション
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インターネットに接続して遠隔地から現在状況や警報受信が可能。
以下の条件で従来システムと新システムの延焼テストを行いました
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- ダクト径
- 75Φ
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- 管内風速
- 5m/s
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- 熱源
- 木炭
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- ダンパー温度ヒューズ
- 72℃
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- 従来システムの結果
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- 温度ヒューズによる防火ダンパー作動
- 種火投入後約20分で作動
- テスト用木炭:1/2以上延焼
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- 新システムの結果
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- 温度とCO 濃度による複合変化
- 種火投入後約8分で検知
- テスト用木炭:最小限の延焼
System image
排気口にセンサモジュールを設置します。
モジュールには温度センサ2個とCOセンサが実装されています。
温度とCO濃度の上限勾配を独自ロジック(特許第6618841号)で監視をします。
火災発生時、ダクト内などでは温度変化が少ないため温度センサは検知できませんが、CO濃度は変化速度が速いためCOセンサで検知できます。
初期段階の火災をダクト全域で検知することで火災の進行を防ぎ、初期消火が可能となります。
Alarm image
パトランプを介した発報
Case study
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- 自動ガス消火システム設置工事
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- 設置製品
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- ダクト監視装置(FireDog)本体
- COセンサー 3台
- 窒素ガス消火装置
- 工数
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本体取付は3名で1日
Flow
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- STEP1
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メールまたは電話
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- STEP2
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計測箇所設置場所などの確認
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- STEP3
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機器選定お見積り
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- STEP4
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契約機器発送
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- STEP5
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お客様ID発行
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- STEP6
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機器取付テスト運用
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- STEP7
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モニタリング開始
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