
ミツバチの巣を見たことがありますか。小さな六角形の部屋がぎっしり並んでいて、とてもきれいですよね。
まるで誰かが定規を使って作ったみたいですが、実は蜂たちが協力して自然に作っています。
今回は、蜂がどんなふうに巣を作るのかを調べてみようと思います。
- 目次
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- 1.ミツバチの巣ってどんなもの?
- 2.どうやって六角形の巣を作るの?
- 3.巣作りの流れ
- 1.ワックスはどこから出るの?
- 2.ワックスをどう使うの?
- 3.丸い形から六角形に変わるふしぎ
- 4.巣作りに必要なこと
- 5.蜂は計算して作っているの?
- 6.研究で分かってきたこと
- 7.まとめ
ミツバチの巣ってどんなもの?
巣は「ワックス」というロウのような物質でできています。蜂たちはこの巣に卵を産み、ハチミツや花粉をためて生活します。六角形の部屋が隙間なく並んでいるので、材料を無駄にせずにたくさんのハチミツをためることができます。
どうやって六角形の巣を作るの?
一見すると、蜂が頭の中で計算して六角形を作っているように見えますが、実際は少し違います。
蜂たちは自分の体からワックスを出し、それを少しずつ集めて丸い部屋を作ります。そして、丸い部屋が自然に六角形に変わっていきます。
巣作りの流れ
ワックスはどこから出るの?
働き蜂のお腹には「ワックス腺」という器官があります。ここから小さな白いかけらが出てきます。
これが巣作りの材料です。
ワックスを作るには、蜂がためたハチミツなどを使っています。特に若い働き蜂がたくさんワックスを作っています。
ワックスをどう使うの?
出てきたワックスはそのままだと硬いので蜂は口でかんでやわらかくし、ねんどのようにこねて壁のように積み上げます。たくさんの蜂が協力して少しずつ部屋を広げるので巣はどんどん大きくなっていきます。
丸い形から六角形に変わるふしぎ
最初は丸に近い形ですが、なぜ六角形になるのでしょう。
巣の中で蜂が体を寄せ合い熱を出すことでワックスがやわらかくなり、隣の部屋と押し合うことで少しずつ六角形に近づきます。石けんの泡が集まると六角形に近い形になるのと似ています。
巣作りに必要なこと
美しい巣を作るには、たくさんの蜂が協力することが大切です。もし少ない蜂しかいなければ、十分な熱を出せずワックスも思うように変形しません。大勢の蜂が集まるからこそ、六角形の巣を作ることができます。
蜂は計算して作っているの?
「蜂は六角形を計算して作っている」とよく言われますが、実際には違います。蜂が角度を測ったり長さを計算したりしているわけではありません。ワックスの性質や温度、蜂たちの協力など、自然の力がそろった結果、六角形ができています。
研究で分かってきたこと
科学者たちは蜂の巣作りを研究してきました。その結果、最初は丸い部屋ができ、それが熱や力によって六角形に変わることがわかっています。また、六角形は材料を節約できて構造的にも強いことも確かめられています。
美しいハニカム構造は、蜂が特別に設計しているわけではなく、自然と協力の力が重なって生まれる形です。
まとめ
蜂の巣は、みんなで協力しながら、ワックスの性質や温かさをうまく活かして六角形の形になっています。
たくさんの蜂がいても巣が壊れないのは、この六角形の構造のおかげなんですね。
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