最近、工場やオフィス、店舗などでIoTという言葉を耳にする機会が増えてきました。「便利そうだから」「周りが始めているから」という理由で気になっている方も多いのではないでしょうか。
ただ、実際にはIoTを入れたものの、思ったほど使われていなかったり、数字は見えるけれど仕事が変わらなかったりするケースもあります。
この記事では、そうした失敗を避けるためにIoTシステム導入をどう進めればいいのかを順番にお話しします。
- 目次
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- 1.なぜ今、IoTシステム導入が必要なのか
- 2.IoTシステム導入前に整理すべきポイント
- 3.IoTシステム導入ステップ
- ステップ① 課題の明確化と要件定義
- ステップ② IoT機器・システムの選定
- ステップ③ PoC(試験導入)で効果を検証
- ステップ④ 本格導入と現場展開
- ステップ⑤ 運用・改善・拡張
- 4.まとめ
なぜ今、IoTシステム導入が必要なのか
これまでの現場では、長年の経験や勘をもとに仕事が回っていました。しかし、人手不足が進み、ベテランの人が少なくなる中で同じやり方を続けるのが難しくなってきています。
IoTシステムを使うと機械の動きや温度、使われた時間などを自動で記録できます。目で見えなかったことが数字でわかるようになるため、状況を判断しやすくなります。
結果としてムダな作業を減らしたり、トラブルに早く気づいたりできるようになります。
IoTシステム導入前に整理すべきポイント
IoTシステム導入でつまずきやすいのは、最初の準備が足りないことです。「とりあえずデータを取ろう」と始めてしまうとあとで使い道に困ってしまいます。
まず考えたいのは、今どんなことで困っているのかという点です。設備がよく止まるのか、点検に時間がかかっているのか、それとも電気代が気になっているのか…。
困りごとをはっきりさせることで、IoTで何をすればいいのかが見えてきます。
IoTシステム導入ステップ
IoT導入は、一気に進めるものではありません。課題を整理し、仕組みを選び、小さく試してから少しずつ広げていく流れが基本です。この順番を意識するだけでも、失敗の可能性は大きく下がります。
ステップ① 課題の明確化と要件定義
IoT導入では、データ取得そのものを目的にせず、何を改善したいのかを最初に明確にすることが重要です。目的によって集めるべきデータは異なるため、事前に言語化しておくことで失敗を防げます。
また、現場の使いやすさと経営側の効果への期待を早い段階ですり合わせることが不可欠です。双方の認識を共有しておかないと導入後に活用されなくなる原因になります。
ステップ② IoT機器・システムの選定
IoTでは、センサー・通信・クラウドのバランスが重要ですべてを深く理解する必要はありませんが、現場で安定して使えるか扱いやすいかは事前に確認すべきポイントです。
また、自社開発は自由度が高い反面、時間とコストがかかり、パッケージ製品は手軽に始められる安心感があります。特に初めてのIoT導入では、無理のない選択が重要です。
さらに、導入後にすぐ相談できるサポート体制があるかどうかは継続利用の鍵になります。現場対応までできる会社であれば、より安心して運用できます。
ステップ③ PoC(試験導入)で効果を検証
PoCとは、小さな範囲で実際に使ってみることです。机の上で考えるのと現場で使うのとでは印象が大きく違うこともあります。
ここを飛ばしてしまうと本格導入後に思わぬ問題が出ることがあります。小さく試すことは、遠回りのようで実は近道なんです。
ステップ④ 本格導入と現場展開
試験導入で手応えを感じたら、本格導入に進みます。この段階では、使い方の説明やルール作りが欠かせません。
「誰が見るのか」「異常があったらどうするのか」を決めておくことで、現場が混乱しにくくなります。
ステップ⑤ 運用・改善・拡張
IoTは入れて終わりではありません。使いながら少しずつ見直し、改善を重ねることで効果が見えてきます。
また、将来ほかの設備にも使えるように考えておくと長く役立つ仕組みになります。
まとめ
IoTシステム導入は、特別な会社だけのものではありません。大切なのは、目的をはっきりさせ、無理のない形で進めることです。
失敗しないIoTシステム導入ステップを意識しながら、自社に合ったやり方を見つけていきましょう。
弊社では、IoT機器を販売・開発しております。ご相談やご質問をお待ちしております。お気軽にお問い合わせください。
