ニュース 2024.07.22

RFIDって何?

  • その他
               

服屋さんで買いたい商品を入れただけで値段が出てくるという経験ありませんか?

初めて見たときはびっくりしました。で、なんで買ったものがわかるんだって不思議に思いました。

あれは、RFIDっていうものを使って情報を読み取っているんです。

今回は、RFIDについてご紹介します。

目次
  1. 1.RFIDとは?
  2. 1.RFIDの仕組み
  3. 2.RFIDの種類
  4. 3.RFIDの読み取り
  5. 2.RFIDのメリットとデメリット
  6. 1.メリット
  7. 2.デメリット
  8. 3.RFIDの活用事例
  9. 1.物流
  10. ・商品の入荷・出荷管理
  11. ・在庫管理
  12. ・配送状況追跡
  13. 2.小売業
  14. ・商品の万引き防止
  15. ・セルフレジ
  16. ・顧客情報の管理
  17. 3.製造業
  18. ・生産ラインの管理
  19. ・生産スケジュールの最適化
  20. ・品質管理
  21. 4.その他
  22. ・動物の識別
  23. ・図書館の蔵書管理
  24. ・イベントの入場管理
  25. 4.まとめ

RFIDとは?

RFID(Radio Frequency Identification)は、電波を用いて情報をやり取りする技術です。

ICチップとアンテナが内蔵されたタグを対象物に貼り付けて、専用のリーダーライタで電波を送受信することで、タグに記録された情報を非接触で読み書きすることができます。

RFIDの仕組み

RFIDは、以下の3つの要素で構成されています。

・RFIDタグ(RFタグ)

データを記録した小さな電子タグです。ICチップ、アンテナ、コンデンサなどで構成されています。

形状やサイズは様々で、シール型やカード型、キーホルダー型などがあります。記憶容量や通信距離も様々で、用途に合わせて選択できます。

・RFIDリーダーライタ

電波を発信し、RFIDタグと通信を行う装置です。アンテナ、制御回路、通信回路などで構成されています。

固定式のものと、持ち運び可能なものがあります。リーダーライタによっては、タグにデータを書き込むこともできます。

・処理システム

RFIDリーダーライタから取得したデータを処理し、活用するシステムです。

データベースと連携し、在庫管理や出荷管理、入退館管理などに活用できます。分析ツールと連携し、データ分析や可視化を行うこともできます。

RFIDは、RFIDリーダーライタが電波を発信し、それを受信したRFIDタグがICチップに電源供給された後、記憶された情報(IDやデータ)を電波で返信します。

RFIDリーダーライタは受信した情報を処理し、システムへ送ります。

RFIDの種類

RFIDタグは、使用用途や目的に合わせて様々な種類があります。

・パッシブタグ

パッシブタグは、電池を内蔵しておらず、リーダーライタからの電磁波エネルギーで動作するRFIDタグです。

最も安価なRFIDタグであり、幅広い用途で利用されています。

・アクティブタグ

アクティブタグは、電池を内蔵しており、自ら電磁波を発信するRFIDタグです。

パッシブタグよりも長距離通信が可能ですが、高価になります。

・準パッシブタグ

準パッシブタグは、パッシブタグとアクティブタグの中間的な性質を持つRFIDタグです。

電池を内蔵していますが、リーダーライタからの電磁波エネルギーで動作します。パッシブタグよりも読み取り距離が長く、アクティブタグよりも安価です。

RFIDの読み取り

RFIDタグの読み取りには、以下の2つの方法があります。

・固定型

・ハンドヘルド型

固定型は、タグがリーダーライタの範囲内に入った時に自動的に読み取ることができるため、省力化に適しています。

ハンドヘルド型は、個別のタグをピンポイントで読み取ることができるため、棚卸や在庫管理などに適しています。

RFIDのメリットとデメリット

RFIDには、従来のバーコードにはない多くのメリットがあります。

メリット

・非接触で読み取り可能

視認性の高い場所に設置する必要がなく、読み取り速度も速いため、大量のモノを効率的に処理できます。

・悪天候や汚れに強い

バーコードは、傷や汚れがあると読み取れなくなる可能性がありますが、RFIDは電波で情報をやり取りするため、悪天候や汚れの影響を受けません。

・データ容量が大きい

バーコードよりも多くの情報を記録できるため、製品情報や履歴などを詳細に管理することができます。

・書き換え可能

タグに記録された情報を書き換えることができるため、在庫管理や資産管理など、様々な用途に活用できます。

一方、デメリットも存在します。

デメリット

・コスト

バーコードと比べてタグやリーダーライタの価格が高価です。

・金属の影響

金属製の物体があると、電波が遮断されて読み取れなくなる場合があります。

・プライバシーへの懸念

個人情報などを記録したタグを悪用されるリスクが懸念されています。

RFIDの活用事例

RFIDは、様々な分野で活用されています。

物流

物流業界において、RFIDは主に以下の業務に活用されています。

・商品の入荷・出荷管理

荷物の個別に固有のIDを割り当て、入荷・出荷時に読み取ることで、リアルタイムで在庫状況を把握することができます。

これにより、誤出荷や在庫切れの防止、入出荷業務の効率化を実現することができます。

・在庫管理

商品の所在を常に把握することで、棚卸業務の効率化や、欠品・過剰在庫の防止を実現することができます。

また、賞味期限やロット番号などの情報を紐付けることで、鮮度管理やトレーサビリティの向上にも役立ちます。

・配送状況追跡

配送中の荷物の位置情報や状態をリアルタイムで追跡することで、配送状況を可視化し、遅延や事故を防ぐことができます。

顧客への配送状況の通知や、配送ルートの最適化にも活用できます。

小売業

小売業において、RFIDは主に以下の業務に活用されています。

・商品の万引き防止

商品にRFIDタグを埋め込み、万引きゲートで検知することで、万引き被害を削減することができます。

また、タグ情報と顧客情報と連携することで、常習犯の特定や再発防止にも役立ちます。

・セルフレジ

商品をレジ台に置くだけで自動的に読み取り、会計処理を行うセルフレジの導入が推進されています。

これにより、レジ待ち時間の短縮と人件費の削減を実現することができます。

・顧客情報の管理

商品に埋め込まれたRFIDタグを読み取ることで、顧客の購買履歴を分析し、個々の顧客に合わせた商品提案や販促活動を行うことができます。

また、顧客の来店状況や滞在時間を把握することで、店舗運営の効率化にも役立ちます。

製造業

製造業において、RFIDは主に以下の業務に活用されています。

・生産ラインの管理

部品や製品にRFIDタグを貼付することで、生産ラインにおける部品の動きや製品の進捗状況をリアルタイムで追跡することができます。

・生産スケジュールの最適化

生産ラインにおける部品や製品の動きを分析することで、生産スケジュールの最適化や、生産瓶頸の解消に役立てることができます。

・品質管理

製品に埋め込まれたRFIDタグの情報を活用することで、製造工程における品質管理を強化することができます。

例えば、検査結果や不良品の情報を紐付けることで、不良品の発生原因を分析し、再発防止策を講じることができます。

その他

上記以外にも、RFIDは様々な分野で活用されています。

・動物の識別

家畜やペットにRFIDタグを装着することで、個体識別や管理を行うことができます。

これにより、家畜の盗難防止や、ペットの迷子探しに役立ちます。

・図書館の蔵書管理

書籍にRFIDタグを貼付することで、蔵書管理や貸出・返却業務の効率化を実現することができます。

・イベントの入場管理

イベント参加者にRFIDタグを装着することで、入場管理や参加状況の把握を行うことができます。

また、決済や情報提供にも活用することができます。

まとめ

置くだけで情報を読み取れてRFIDすごいですね。

服屋さんだけではなく、物流や図書館にも使われているんですね。5年前くらいに図書館行ったときはバーコードだったので今度行ってみてみようかな。

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