
納豆のねばねばは、糸を引くほどおいしいですよね。私はいつもたくさん混ぜて食べていますが、「どうしてこんなにねばねばするんだろう?」と不思議に思います。
昔から体に良いと言われてきたこのねばねば。正体は何なのか、混ぜるとさらに増える理由、そして健康との関わりについて見ていきましょう。
- 目次
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- 1.納豆のねばねば、あれって何?
- 2.ねばねばの正体は「ポリグルタミン酸」と「ナットウキナーゼ」
- 3.なぜ納豆をかき混ぜると、もっとねばねばになるの?
- 4.ねばねばに隠された健康のヒミツ
- 5.まとめ
納豆のねばねば、あれって何?
納豆のねばねばは、単なる水分でも油でもありません。
大豆を発酵させるときに「納豆菌」がせっせと作り出した成分です。つまり、あの独特の粘りは、発酵が生んだ自然の産物です。
見た目はちょっと変わっていますが、決して“ただの糸”ではなく、体にうれしい力を秘めています。
ねばねばの正体は「ポリグルタミン酸」と「ナットウキナーゼ」
まず、ねばねばの主役は「ポリグルタミン酸」という成分です。難しそうに聞こえますが、納豆菌が大豆から作り出す天然の物質です。糸を引くような強い粘りは、この成分のおかげなんです。実は食品だけでなく、化粧品や医療の分野でも利用されるほど注目されているんです。
そしてもう一つ、健康面でよく名前が出てくるのが「ナットウキナーゼ」という酵素です。これは血の流れをサポートする働きがあると研究で報告されています。血液がスムーズにめぐると、体全体も調子が良くなりますよね。
だからこそ、納豆は「日本のスーパーフード」と呼ばれることもあるのです。
なぜ納豆をかき混ぜると、もっとねばねばになるの?
「納豆はよく混ぜてから食べた方がおいしい」と聞いたことがある方も多いでしょう。
実際に混ぜてみると、糸がどんどん増えて、ふんわりした見た目になります。これは、かき混ぜることでポリグルタミン酸やたんぱく質が均一に広がり、空気も入り込んで粘りが強まるからです。
卵を混ぜてメレンゲができるのとちょっと似ていますね。回数に決まりはありませんが、20回でも100回でも、自分の好みの粘り具合を見つけるのも楽しいです。
ねばねばに隠された健康のヒミツ
納豆のねばねばには、健康につながるポイントがいくつもあります。
ポリグルタミン酸は高い保湿力を持ち、食品の質感を良くする働きが知られています。腸内環境にプラスの影響を与える可能性も研究されていて、発酵食品ならではの力が期待されています。
一方、ナットウキナーゼは血液中の固まりを分解する力があることが確認されており、血流をサポートすることで心臓や血管の健康維持に役立つ可能性があります。もちろん、薬のように即効性があるわけではありませんが、日々の食事に取り入れることで体をじわじわと支えてくれる存在です。
さらに、納豆自体にはたんぱく質やカルシウム、ビタミンなども豊富です。最近の研究では、納豆をよく食べる人は心血管の病気になりにくい傾向があると報告されています。ただし「食べれば必ず長生きできる」とは言えません。けれど、健康を後押ししてくれる食品であることは間違いないです。
まとめ
糸を引くねばねばの正体を知ると、納豆がますます面白く感じられますね。毎日の食卓に何気なく並んでいる一品ですが、その中には体を支えるたくさんの力が隠れています。
「健康にいい」と昔から言われてきた理由も、科学的に少しずつ解き明かされてきました。混ぜ方ひとつで食感も風味も変わる納豆は、シンプルなのに奥深い存在です。
明日の朝ごはんに納豆を混ぜながら、「ねばねばってすごい!」と思い出してもらえたらうれしいです。
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