
ニュースや雑誌で「IoT」や「AI」という言葉を目にすることが増えましたよね。
でも、「難しそうだな」「詳しくはよくわからない」という人も多いと思います。実は、この二つが一緒になると、わたしたちの暮らしはぐっと便利で安心になります。
今回は「IoT×AIはなぜすごいのか」を、ご紹介します。
- 目次
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- 1.IoTとAIってなに?
- 2.どう動く?「見る→考える→動く」の流れ
- 3.どこがすごいの?
- 4.IoTだけ・AIだけとのちがい
- 5.クラウドAIとエッジAI
- 6.気をつけたいポイント
- 7.まとめ
IoTとAIってなに?
まずIoTについて。これは「モノのインターネット」と呼ばれていて、いろいろな機械や家電がネットにつながることを意味します。冷蔵庫やエアコン、工場のロボットや車まで、今ではたくさんのものがIoTとして働いています。
一方のAIは「人工知能」のことです。人間のようにデータを見て判断したり、予測したりできる仕組みです。たとえば写真を見て「これは犬」「これは猫」と見分けたりするのもAIはお手のものです。
どう動く?「見る→考える→動く」の流れ
IoTとAIが組むと、「見る→考える→動く」という流れが生まれます。
たとえば、センサーやカメラでIoTが状況を「見る」。そこから集まったデータをAIが分析して「考える」。そして最後に機械やシステムが実際に「動く」。この三つの流れが自然に回ることで、わたしたちの生活はどんどん便利になっていきます。
どこがすごいの?
具体的な場面を思い浮かべてみましょう。
病院では、IoTが患者さんの体調を24時間見守り、AIが異常を見つけたらお医者さんに知らせてくれます。
工場では、機械の小さな変化をIoTがキャッチして、AIが「そろそろ故障しそう」と教えてくれるので、大きな事故を防げます。
家庭なら、外からスマホでエアコンをつけたり、防犯カメラが怪しい動きを感知してすぐに通知してくれたりします。
便利さだけでなく「安心」も増えるのがIoT×AIのすごいところです。
IoTだけ・AIだけとのちがい
IoTだけでは「情報を集める」ことはできても、その先にどう行動するかまではわかりません。逆にAIだけでは「考える」ことはできても、現実の情報を集めたり動かしたりはできません。二つがそろうことで初めて、「集めて→考えて→動く」というサイクルが完成します。ここが最大の違いであり、魅力です。
クラウドAIとエッジAI
少しだけ専門的なお話もしておきましょう。IoTとAIを動かすときには、「クラウドAI」と「エッジAI」という二つの方法があります。
クラウドAIは、集めたデータをインターネットを通じて大きなサーバーに送り、そこで処理するやり方です。たくさんの情報を一度に扱えるので、とても賢い分析ができます。ただしネット環境がないと動きません。
エッジAIは、機械そのものにAIを入れて、その場で処理してしまうやり方です。インターネットがなくても使えるし、反応が早いのが特徴です。
状況に合わせてクラウドAIとエッジAIを使い分けることで、より快適な仕組みが作られています。
気をつけたいポイント
もちろん、いいことばかりではありません。
IoTはネットにつながっている分、外から不正にアクセスされる危険もあります。また、センサーやカメラで集める情報の中には、プライバシーに関わるものもあります。便利さを手に入れる代わりに、安全面や個人情報の扱いに気を配ることが欠かせません。
まとめ
IoTとAIは、それぞれ単体でも役に立ちますが一緒になると力が何倍にもなります。「見る→考える→動く」の流れを自動で回すことで、生活を便利にしながら安全も守ってくれます。これから先、ますます身近な存在になっていくでしょう。
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