
最近「DXってやるべきだよね」とか、「安全第一がうちの会社の基本だよ」なんて話を聞きませんか?
でも、この“DX”と“安全管理”、うまく手を取り合えている会社って、実はそんなに多くないんです。
安全を守る仕事と、デジタルを使って仕事を効率よくする取り組みはどちらも大事です。でも、それぞれ別々に進めてしまうと、うまくいかないことが出てきます。
今日は、そんな「安全管理とDXをどうやって一緒に育てていくか?」について、ご紹介します。
- 目次
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- 1.安全管理とDXがバラバラだとどうなるの?
- 2.安全管理とDX、仲良くさせるカギは“つなぐ人”
- 3.どんなことから始めたらいいの?
- 4.よくある失敗
- 5.まとめ
安全管理とDXがバラバラだとどうなるの?
現場では、「危ないことはすぐに書いて共有しよう」と紙に書いて貼ったり、声で伝え合ったりしています。でも、ある日突然「これからはスマホのアプリで入力してください」と言われたら、どう思いますか?
「え?いきなりそんなこと言われても…」「使い方わからないし」って、ちょっと戸惑ってしまいますよね。
デジタル化が進むのは良いことですが、それが現場のやり方とかけ離れていたら、安全のためにやっていたことが逆に負担になってしまいます。
そうなると、安全の意識が下がったり、記録がきちんと残らなかったりといろんな問題が出てきます。
安全管理とDX、仲良くさせるカギは“つなぐ人”
じゃあどうすればいいのでしょうか。
そこで大事になるのが、現場とオフィスの「間に立ってつなぐ人」です。
この人は、現場のこともちょっとわかるし、DXの話もある程度わかる。だから、たとえば現場から「入力がめんどくさい!」という声が出たら、「それならボタンを少なくして、写真だけ撮る形にしませんか?」と、うまく橋渡しをしてくれるような人です。
会社によっては、現場経験のある人がDXチームに入ったり、ITに詳しい人が現場に足を運んで話を聞いたり・・・。そんなふうに、両方を見渡せる人が育っていくと、少しずつ良い流れが生まれていきます。
どんなことから始めたらいいの?
いきなり「全部デジタル化!」はおすすめしません。まずは今のやり方を、ちょっと立ち止まって見てみることが大切です。
「紙に書いてるけど、同じ内容を毎日書いてて大変だな」とか、「写真を撮って送るだけでいいのに、手書きしてからパソコンに打ち直してるな」とか、現場の人と一緒に見直してみてください。
そこから、「これ、もっと楽にできたらいいな」と感じたところに、少しずつデジタルの仕組みを取り入れていきます。小さな成功体験が積み重なって、「あ、便利かも」と思ってもらえれば、自然と協力も進んでいきます。
よくある失敗
よくあるのは、「よし、DXだ!」と張り切って、あれもこれも一気に変えてしまうパターンです。
慣れない操作にみんなが戸惑って、「もう前のやり方に戻したい…」なんて声が出てしまいます。
それから、「現場の声を聞かずに、オフィスだけで決めてしまう」ことも失敗の元です。実際に使うのは現場の人なので、「どう使いたいか」「何が面倒か」を先に聞くことが大切です。
そしてもうひとつは、説明不足。
「これ、使っておいてね!」と渡されても、使い方がわからなければ意味がありません。最初は一緒にやってみたり、実際に操作してみせたりすることで、「ああ、こうすればいいのか」と納得してもらえるようになります。
まとめ
安全管理とDX。
どちらも、「みんなが安心して、気持ちよく働けるようにする」ためのものです。でも、それぞれがバラバラなままだと、本来の力を発揮できません。
バラバラに進めるのではなく、「どうすれば一緒に動けるか?」を考えることが、これからの現場には欠かせない視点だと思います。
まずは、ひとつの小さな見える化から始めてみてはどうでしょうか。
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