
テレビやラジオ、スマートフォンに冷蔵庫。ふだん何気なく使っている電化製品の中には、たくさんの「電子回路」が入ってます。
見た目にはよくわからないけれど、これがないと動かないくらい大事な存在なんです。
そんな電子回路の中でも、「アナログ電子回路」っていうのがあります。聞きなれない言葉かもしれませんが、実はわたしたちの生活のあちこちに使われているんです。
- 目次
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- 1.アナログ電子回路って、どんなもの?
- 2.アナログとデジタル、なにが違うの?
- 3.アナログ電子回路って何ができるの?
- 4.どこに使われているの?
- 5.アナログ回路にはどんな部品があるの?
- 6.まとめ
アナログ電子回路って、どんなもの?
アナログ電子回路は、電気の流れや電圧を“なめらかに”変えるための仕組みです。
「アナログ」って、電気の強さがちょっとずつ変わっていく感じ、って思ってもらえればOKです。
たとえば、ラジオの音量を少しずつ上げたり下げたりする操作は、実はアナログ回路ががんばってくれてるんです。
いきなり音が「ドン!」って大きくなるんじゃなくて、自然にスーッと変わるあの感じ、アナログならではですね。
アナログとデジタル、なにが違うの?
最近は「デジタル」という言葉のほうがよく聞くかもしれませんね。
アナログとデジタルの違いをざっくり言うと…。
- アナログ
なめらかに変わる
- デジタル
0と1のカクカクした変化
って感じです。
デジタルはパソコンやスマホなどに使われる技術で、情報を「ONかOFFか」で扱います。一方、アナログは、電気の強さや音の大きさなどをそのまま、スムーズに扱うのが得意です。
たとえば音。人の声や音楽は、急にカクッと変わるわけじゃなくて、ゆるやかに波のように変化しますよね。だから、そういう自然な変化を扱うときはアナログが向いてるんです。
アナログ電子回路って何ができるの?
アナログ電子回路の得意なことは、「なめらかな変化をそのまま使うこと」。
たとえば、音のボリュームを調整したり、テレビの画面の明るさを微調整したり。あとは、温度や光を感じるセンサーでも活躍しています。
「ちょっとずつ変わる」をうまく読み取ったり、調整したりできるのがアナログ回路のすごいところなんです。
どこに使われているの?
身近なところだと、ラジオ、スピーカー、電子ピアノなんかに入ってます。
昔のテレビなんかもアナログで動いてましたし、冷蔵庫やエアコンだって実は中でアナログ回路が働いて、温度をちょうどよく保ってくれたりしてくれています。
目立たないけど、実はいろんなところでがんばっているんですね。
アナログ回路にはどんな部品があるの?
アナログ回路は、いろんな部品で動いています。
- 抵抗
電気の流れをちょうどよく調整します。
- コンデンサ
電気を一時的にためて、必要なときに出します。
- カトランジスタ
小さな電気で大きな電気をコントロールします。アンプなんかで使われています。
それぞれの役割を持った部品たちが集まって、音や光、温度などをうまく扱っています。
まとめ
アナログ電子回路って、あまり目立たないけど、私たちの生活には欠かせない存在なんですね。
「アナログ=古い技術」って思う人もいるかもしれないけど、じつは今でもちゃんと必要とされていて、ちゃんと活躍してるんです。
これから家電を使うとき、「あ、これもアナログ回路が動いてるのかな?」ってちょっと想像してみると、身のまわりのテクノロジーがもっとおもしろく感じられるかもしれませんね。
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