秋最近、「IoT」という言葉をよく耳にするようになりました。
IoTとは、モノがインターネットにつながることで、私たちの生活や仕事をもっと便利にする仕組みのことです。家電や車だけでなく、工場の機械や街の設備にも活用されており、私たちの暮らしを支える技術として注目されています。
しかし、IoTはどんなモノでも簡単に取り入れられるわけではありません。小さすぎるモノや古いモノ、自然環境下のモノなど、IoT化が難しいモノも存在します。
今回は、身近な例を交えながら、なぜIoT化が難しいモノがあるのかをご紹介します。
- 目次
-
- 1.そもそもIoTってなに?
- 2.「IoT化がむずかしいモノ」ってなに?
- 1.むずかしい理由①:小さすぎて部品が入らないモノ
- 2.むずかしい理由②:古くて仕組みがわからないモノ
- 3.むずかしい理由③:自然の中で使うモノ
- 3.IoT化できる未来も…
そもそもIoTってなに?
IoTとは、身のまわりのモノがインターネットにつながることで生活や仕事を便利にする仕組みです。
たとえば、外出先からスマホでエアコンを操作したり、冷蔵庫が中身を教えてくれたりするのもIoTの一例です。モノが「話しかけてくる」と考えるとわかりやすいと思います。
今では家電や車だけでなく、工場の機械や街の設備でもIoTが活用されていて、私たちの暮らしや社会を支えています。
「IoT化がむずかしいモノ」ってなに?
IoT化が難しい理由にはいくつかあります。
モノがあまりに小さいこと
古くて仕組みがわかりにくいこと
自然や遠隔地で使われること
などです。これらはセンサーや電源、通信の面での制約につながります。
むずかしい理由①:小さすぎて部品が入らないモノ
小さなモノにはセンサーや電池を入れるスペースがほとんどないため、IoT化は簡単ではありません。
しかし最近では、振動で発電する圧電センサーや電池なしで無線通信できる超小型モジュールの研究が進んでいます。こうした技術により、以前はIoT化が難しかった小さなモノでも、徐々に実用化の道に進んでいます。
むずかしい理由②:古くて仕組みがわからないモノ
古い機械や道具は構造が複雑で、どこにセンサーを取りつけるか、電源をどう確保するかが難しいことがあります。最近では小型で長寿命の電池や環境発電を利用したIoTデバイスの研究が進んでおり、古い機械にも後からセンサーを取り付けやすくなってきています。
むずかしい理由③:自然の中で使うモノ
山や海などの自然環境では、電波が届きにくく、電池も切れやすいため、IoT化は簡単ではありません。実際、遠隔地での通信の不安定さは、IoTを使った環境モニタリングで課題となっています。
しかし、長距離・低消費電力通信や環境発電を組み合わせることで、自然の中でも安定して動くIoTセンサーの開発が進んでいます。
IoT化できる未来も…
これらの技術が進むことで、今はIoT化が難しいモノも将来的には普通にネットにつながる可能性があります。発電や通信の仕組みを工夫すれば、小さくても古くても自然環境にあっても、モノはIoTとして活用できるようになります。小型センサータグや超薄型電池タグは、すでに製品として利用されつつあります。
弊社では、IoT機器を販売・開発しております。ご相談やご質問をお待ちしております。お気軽にお問い合わせください。
