
夏から秋にかけて、日本では台風のニュースをよく耳にします。進路や勢力の話題はよく聞きますが、「台風同士がぶつかったらどうなるの?」と気になったことはありませんか。
台風が近づいていたら「合体して巨大になるのでは」と想像することもあります。
実際はどうなるのでしょうか。
- 目次
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- 1.台風は別の台風と合体することはあるの?
- 2.どうやって合体するの?
- 1.どれぐらい近づくと影響するの?
- 2.強い台風と弱い台風、どちらがどうなる?
- 3.合体したらどうなるの?
- 4.なぜあまり見られないの?
- 5.まとめ
台風は別の台風と合体することはあるの?
答えは「はい」です。ただし、二つの台風が合体してモンスターのようにパワーアップするわけではありません。
現実には、一方が弱まって消えてしまったり、強い方に取り込まれたりすることが多いです。二つが近づくだけで進む方向が変わってしまうこともあり、気象予報士を悩ませる現象のひとつです。
台風同士が影響し合う現象は「藤原の効果」と呼ばれています。
名前の由来は、日本の気象学者・藤原咲平さんです。イメージとして「二つの大きな渦が近づいて引っ張り合う」と考えるとわかりやすいです。どうやって合体するの?
台風は大きな渦巻きのようなものです。二つの渦が近づくと、まるでダンスをするようにお互いを回り込みます。そのうちに力の強い台風が弱い台風をのみ込み、ひとつに見えることがあります。
ただし、外の風や気圧の流れが邪魔をして、最後まで合体しないことも少なくありません。
どれぐらい近づくと影響するの?
「何キロ以内なら必ず影響が出る」と一口には言えません。台風の大きさや強さによって変わります。
ただ、ざっくりいうと数百キロから千数キロ以内まで近づけば、お互いの動きに変化が見られることが多いとされています。離れているときはただの二つの台風でも、ある距離まで近づくと急に進路が変わったり、動きが不規則になったりします。
強い台風と弱い台風、どちらがどうなる?
「大きな魚が小さな魚を飲み込む」ように、強い台風が弱い台風を取り込むことが多いです。でも自然はいつも同じ結果を見せるわけではありません。周りの風や海の温度によっては、弱い台風が長く残ったり、思った通りに動かなかったりすることもあります。
合体したらどうなるの?
合体したように見えると、雲が広がったり雨の範囲が大きくなったりすることがあります。ただし、勢力が倍増するわけではありません。むしろ大切なのは進路やスピードが変わることです。予報が難しくなり、地域によっては突然大雨に見舞われることもあるので注意が必要です。
なぜあまり見られないの?
台風は毎年いくつも発生しますが、地球はとても広いので、タイミングよく近い場所に二つそろうことはあまりありません。さらに合体するほど近づくのはまれです。だから「台風同士が合体した」というニュースは珍しいのです。
まとめ
台風が合体しても強さが倍になるわけではなく、進路やスピードが変わることが特徴なんですね。とても珍しい現象なので、もしニュースで見かけたら「自然の不思議な力が働いているんだな」と思い出してみてください。
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